今季一番の寒気の影響で５日も県内は断続的に雪が降り、県の南部や山沿いを中心に積もっている所もあります。気象台は今シーズン初めて天草芦北地方と球磨地方に 大雪警報を出して警戒を呼びかけています。 九州北部の上空、１５００メートル付近にマイナス１２度以下の今シーズン一番の寒気が流れ込んでいる影響で、５日も県内は断続的に雪が降りました。 標高約５５０メートル、２日連続の真冬日となった高森町では、４日からの雪が１０センチほど積もり一面、銀世界に。 草千里でも時折、視界が悪くなるほどの雪が降り、草原や道路を雪が覆いつくしていました。 しかし今日の雪雲、県内で長い時間かかり続けたのは天草芦北地方や球磨地方など 県の南部です。 天草市の『道の駅 宮地岳かかしの里』では、かかしの頭にも数センチの雪が積もっていました。 【街の人】 「きょうは朝からチェーンをつけてきました」 【街の人】 「だいぶ積もっていました。天草じゃないみたいな感じ」 【街の人】 「めったにこういう雪は降らないので、車の運転は慎重になります」 一方、こちらは人吉市。 朝からの雪が５センチほど積もり、市街地では今季初めての雪景色となりました。 市内にある人吉西小学校では、昼休みになるとほとんどの児童が校庭に出て降り積もった雪で雪だるまを作ったり雪合戦を楽しみました。 そして児童たちは一通り遊ぶと、今度は先生を標的に皆で雪を投げつけて大喜び。 わずか２０分ほどでしたが、数年ぶりの雪遊びを思う存分、楽しんでいました。 八代市でも白銀の世界に地元の女子高校生も大喜び。 降りしきる雪の中、３０分ほどかけて雪だるまを作っていました。 【女子高校生】 （雪降ってどうですか）「楽しいです」 交通機関にも影響が出ています。 ＮＥＸＣＯ西日本などによりますと、九州自動車道の八代インターチェンジと宮崎・えびのインターチェンジの間が全面通行止め。 また、南九州道でも八代インターチェンジと水俣インターチェンジの間が全面通行止めです。 九州中央道も小池高山インターチェンジと山都通潤橋インターチェンジの間が全面通行止めです。 国道も八代市日奈久から水俣市陣内の国道３号線が一時、全面通行止めとなりましたが、午後４時４０分に解除されました。 人吉市の国道２２１号線や２６７号線、水俣市の国道２６８号線も通行止めで、山間部や県南部を中心に多くの国道や県道でチェーン規制などが敷かれています。 【人吉市を訪れた観光客】 「今から鹿児島に行きます」 （鹿児島も道が止まっているみたいですよ） 「道が行けませんか？」 （高速はえびのまで通行止めです） 「そうですか…あらら」 人吉市では、高速道路などの通行止めの影響を受けた観光客や修学旅行生の姿が見られました。 空の便では、天草エアラインが天草と福岡、熊本、大阪を結ぶ全便で欠航となりました。 県内では、スリップ事故も相次ぎました。 人吉市下原田町の国道２１９号線では下り坂の直線道路で車同士の衝突事故が発生しました。 また、阿蘇郡高森町では、止まっている車にスリップした軽トラックが衝突。 男性２人が病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。 空の便では、天草エアラインが天草と福岡、熊本、大阪を結ぶ全便で欠航となりました。 県内ではスリップ事故も相次ぎました。 人吉市下原田町の国道２１９号線では下り坂の直線道路で車同士の衝突事故が発生しました。 また、阿蘇郡高森町では、止まっている車にスリップした軽トラックが衝突。 男性２人が、病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。 今後の雪の降り方です。 天草芦北地方と球磨地方ではあと数時間は警報級の大雪となり、県内では６日明け方にかけて平地、山地ともに大雪となる可能性があります。 ６日夕方までの２４時間に予想される雪の深さは山地で１５センチ、平地で７センチとなっています。 積雪による交通障害や農作物の管理などに警戒してください。 また、寒気は６日、いったん弱まるものの、金曜日から土曜日にかけては再び強まる見込みです。 引き続き最新情報をご確認ください。
テレビ熊本
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